美少女争奪戦の記事を読み漁っているとき、1つの記事が印象に強く残った。
錦ファイの許可は取っていないが、一部引用させてもらう。
___美少女争奪戦
猛者(異常者)達による壮大かつ卑猥な争いである。
そんな争いの中で自らのレビューは完成度の高いレビューと言えるのだろうか。錦ファイの記事を読んだときそう感じた。
本記事は自ら書いたレビューが本当に完成度が高いと言えるのかについて、レビューを書きあげた軌跡とともに考えようと思う。
- 挨拶
- プロローグ
- 【第一章】夏休みの宿題は夏休みが終わってからやるタイプ
- 【第二章】さぁ、お前の推しを数えろ!
- 【第三章】輝け!流星の如く!
- 【第四章】争奪戦に散る!
- 完成度の高いレビューって、なに?
- ひろっちのお気に入りレビュー
- おわりに
挨拶
錦ファイの右手、即ち錦ファイのトークンを担当させてもらってます。ひろっちです。
第5回美少女争奪戦に参加させていただきました。
開催からそこそこ時間が経過していますが、やっとやる気になったので記事を書くことにしました。
至らない点も多々あるかと思いますが、最後まで見ていただけると嬉しく思います。
ブルアカは実質エロゲということしか知らないため、今回の記事ではほぼ触れません。お気に入りレビューの紹介はします。
プロローグ
第5回美少女争奪戦の開催が発表されたとき、私は非常に困っていた。その理由はシンプル、レビューするキャラが思いつかなかったのだ。
最近美少女ゲーをプレイしていなかったのもあり書けるキャラが少なく、唯一最近まで再走していたハミクリから書こうとしても、前から出場しているとある人間と被る可能性がある常盤華乃しか書けず断念せざるを得なかった。
こうして悩んでいるうちに大学の課題に時間を追われ、書くキャラが決まってないまま争奪戦の参加に申し込んでしまった。
なんとかなることを信じるしかなかった。
【第一章】夏休みの宿題は夏休みが終わってからやるタイプ
締め切りまで残り24時間 白紙
なんで書くキャラすら決まってないのに申し込んだん?アホなん?
プレイ済のゲームを見返しをして書きたいキャラを考えたが、本当に何も思いつかなかった。なんとかしようと書くキャラすら決めず、ヤケクソで書いては消しを繰り返しているうちに提出まで残り1日になっていた。大学のクソみたいな実験が悪いよ
私はレビューを書くときにはまず使いたいワードをどうにか思いつき、そこから全体的に肉付けをするやり方で書いているのだが、何も思いつくことがないまま残り24時間を切ってしまった。
こうなってしまった要因は自らのプライド(逆張り精神)だろう。誰もが思いつかない文章を書きたい思いが強く、何も決まらなかった。
ただしもう一つ、レビューを書くには最大の障壁があった…。
環 境 ト ッ プ メ タ
今回の争奪戦を考察するとき、避けることが許されない前回の優勝レビュー。誰もが考察していただろうレビューに私も頭を悩まされていた。
あすみがこう言いだしてしまうのも頷ける素晴らしいレビューですよ。本当に。
私はファイに対し色々な感情が混ざった複雑な感情を抱いており、ファイを褒めたくない想いというよりバカにしたい想いがあるのだが、その想いすらこのレビューには勝てなかった。少し褒めようと思う。
もう色々語りつくされているため細かく解説はしないが、レビューの到達点の一つだと思っている。最初から最後まで読みやすさ、わかりやすさに優れ、中身もしっかり練られて作られており、パっと見ただけでも拘りを感じずにはいられない。完璧なレビューと言えるだろう。
争奪戦に勝つためには少なくともこのレビューに並べても見劣りしないものを用意しないとならないと考えていた私は、かなりの時間悩まされることになった……
【第二章】さぁ、お前の推しを数えろ!
締め切りまで残り18時間 白紙
こうなってしまった以上徹夜で書くしかねえ!と決心した私はまず書くキャラを決めるべく、ひったすら美少女ゲーを周回して回っていた。考えていた候補を2つだけ供養しておく。
今季 最推し
こんなに顔がいいのに戦犯を多数しでかす戦犯王子様。正直ちょっとえろい。
美少女争奪戦がヒロインのレビューという指定があり、ヒロインとしては見ることができなかったため断念したが、機会があればいつか書こうと思っている。
新作での活躍、期待して待ってるよ。
実はファイが雪景シキを依頼された(あすシキ百合えっちのススメ参照)のは事前に知っていたため、それに合わせ、錦あすみで書くのも悪くないと考えていた。
ただし前回のファイレビューに勝つことが困難であるのに、キャラまで被せるのが惨めすぎたため断念した。
こうして悩んでいる中、1つの光…いやひとつの煌めきを見つけ出すことができた。
実は当初、彼女についてあまり書く気がなかった。彼女について叫んでやりたいことは沢山あったのだが、彼女の魅力を語りだすと、どうしても物語の核心に触れてしまうので、ネタバレが避けられないと判断していたからだ。
だが迫りくる締め切り時間、見直している途中で感じてしまった情動に身を任せ彼女で書くことにした。
いやだってこの子可愛すぎるし、なによりストーリーで何度も涙腺と陰茎の理性が崩壊させられるんですわ。かわいそうなものではあまり抜けない私でもイキまくれるストーリーの濃さでキャラの心情を理解しながら進めれる2週目とかイキ死ぬかと思ったもん。付き合ってからのストーリーがまた良くてラストエピソードのスチルとか精液でっぱなしで自分のPCがべっとべとになって孕ませちゃったよ
ここまで来て私は優勝を目指すという目標から、自分の書きたいものを書くという道を選ぶことにした。いわゆるヤケクソである。
ここから大学が始まる時間まで情緒をぶっ壊すため失恋ソングを聞きながら、文章を練り始めた。
もちろん大学の時間に間に合わなかったため、大学の講義中にも時間を使い練り続けた。
美少女ゲーあるあるの主人公が寝る間も惜しんで作業しているみたいな状況で楽しかった
ここから10時間以上をレビューに使うことになるのだが、語りたいこともないので一気に時間を進めようと思う。
締め切りまで15時間 1/2をそれっぽく作成
↓
締め切りまで12時間 適当だが完成
↓
締め切りまで11時間 粗いところが多数あったため修正
↓
締め切りまで7時間 協力者の意見を聞き更に修正
↓
締め切りまで5時間 上手く締めれるワードをようやく発見
↓
そしてついに…………
【第三章】輝け!流星の如く!
締め切りまで残り3時間 完成
こうして他の方の協力も仰ぎつつ、なんとかレビューを完成させることができた。
間に合わないんじゃないかという恐れはあまりなく、自分が伝えたいものをどうやって書き上げるかという戦いだった。
どうせなので軽くレビューの解説をしようと思う。
コンセプトは2つ、彼女を流れ星に例え、レビューに落とし込む。「僕」の想いをできる限り伝わりやすいようにする。
この2つを拘ることで、レビューから想いを届けることに特化した。つまるところ、「君に届くものを書くよ」ということだ。
①彼女を流れ星に例え、レビューに落とし込む。
「彼女は流れ星のようだった」これは「僕」の想いでもあるが、ひろっちの想いでもある。それくらい彼女は流れ星に例えやすかった。噛み合いの良さは後に後述しようと思う。
この抜群の噛み合いを活かすべく、様々なところに流れ星のワードをちりばめさせ雰囲気を作った。いい雰囲気になっていると自負している。
②「僕」の想いをできる限り伝わりやすいようにする。
協力をしてくれた方に最初、作成中のレビューを見せた時抽象的すぎると言われ、以降拘るようにしたコンセプトである。
言われてみれば、雰囲気がよくできていても伝わりにくければ意味がないと判断したと私は、この想いを届けることを主目的にシフトし、流れ星に例えたワードをできる限りわかりやすく伝わりやすいようにした。
彼女を語る上で重要な「星の音」や、作中で印象に残りやすいセリフの「君に届くものを書くよ」を絡めようか悩んでいたのだが、未プレイの人でも雰囲気を伝わりやすくを優先したかったため見送りになった。
こうして2つのコンセプトを元に、失恋した相手に手紙を送るイメージで文を書き、試行錯誤で組み合わせることで完成に至らせた。
お気に入りの部分は沢山あるが、やはり最後の「流星痕だけは、留まっている」は直前の文と合わさり綺麗に締めることができており、閃いたときはかなり感動した。
このレビューが誰かに届き何かを感じさせることができたのなら、嬉しく思う。
_________しかしこのレビューには大きな欠陥があった。
落ち着いてレビューを見直してみるとわかるのだが、姫野星奏がどういう少女なのか何も説明していない。しかもこのレビューは姫野星奏らしさが一切なく、少々レビューを訂正すれば他のヒロインでも意味が通ってしまうのである。
つまるところ、ヒロインのレビューとしては欠陥しているということだ。
通常、レビューはそのヒロインしか出せないものを出すべきなのだ。だがこのレビューはヒロインに未練タラタラなのはわかるが、何故未練タラタラになってしまったかの説明が少なく、彼女が何故離れて行ってしまったかの理由も語られておらず、「僕」の気持ちしか伝えることができていない。
伝わりやすさを重視した結果、姫野星奏にしか出せないものを入れることをすっかり忘れていたのだ。1日あれば見直すこともできただろうが…
このことに数日たって気が付いたのだが、またしてもなんとかなることを信じるしかなかった。
【第四章】争奪戦に散る!
争奪戦当日、諦めたはずの優勝がどうしても諦めきれず、少しばかり優勝を願いながら配信を見ていた。
時間が経過し、迎えてしまった私のレビューの読み上げ。私は毎年レビューが読み上げられる度、羞恥心で狂うのだが、今年はいつも以上に狂っていた。
そして姫野星奏の画像が出され、ついに人生の終わりがきたのかと思った。
ひろっち「ふぇっ…ふぇ……」(画像が出され絶望)
ねがやま神「~ということでこの作品はねがやまがプレイ済なので説明していきたいと思います」
ひろっち「ふぇっ!?」
ねがやま神様は恋カケと姫野星奏の説明を、なんと読み上げ前に余すことなくしてくれた。
おそらく私のレビューが説明を一切放棄しているからだろう。慈悲をいただいたのだ。
ねがやま神様の慈悲によりレビューは事前説明という協力なバフを受け、読み上げられたレビューはかなり昇華していた。その節はどうもありがとうございました。
靴舐めます。
読み上げた後も色々褒めていただいた。しかし、その時私は羞恥心で限界になって奇声を出したせいであまり聞き取ることができなかった。今回記事で書くために見直した時も奇声を出した。はじゅい
落ち着いてから聞いたのだが、ちゃんと想いが届いており、非常に嬉しかった。
そして結果は……
まあ言うまでもないだろう、審査員の選考に残ることもなく私は敗北した。最初から勝てるとは思わないようにしていたのだが、それでも少しの期待を持ってしまったが故、悔しかった。
君に届くもの……書けたのかな?またどこかで……星奏。
完成度の高いレビューって、なに?
結局、私のレビューは完成度の高いレビューなのだろうか?
レビューを書いた軌跡、結果を辿ったわけだが、私のレビューはレビューとしては欠陥しており、結果も残すことはできなかった。正直この軌跡だけを見るのならば、私のレビューは完成度が高いとは言えないだろう。
____ただし、争奪戦の目標と言えば優勝し作品を受け取る以外にもう一つある。
ヒロインもしくは作品に興味をもってもらい、参加している人に購入をさせ布教することだ!
そもそもレビューの意義とは、そのヒロインを知ってもらうことにある。そして最終的な目標となると作品の布教になるだろう。実際、争奪戦後に興味を持ち作品を購入している人は少なからず存在していた。
つまり!まだ俺の争奪戦は終わっていない!争奪戦に参加してくれた人が恋カケを購入してくれたなら俺のレビューは布教を成功させた完成度の高いレビューとなる!
この記事を読んでくれているそこの人!!!恋カケを買いませんか!!!!!ちょーっと普通の美少女ゲーに飽きた人はとてもオススメです!!!!!!
諦めきれないので、最後の足搔きとして1つ布教のため余談を置いておく。
彼女を流れ星に例えた理由は3つある。
名前や「星の音」など、彼女は星にまつわる話が多いこと。流れ星のように過ぎ去ってしまうこと。そして最後には……燃え尽きてしまうこと。(物理的に燃え尽きはしない)
もしこれで興味を持った人がいれば購入して最後までプレイして欲しい。セール中ならかなり安く購入できる。リンクも掲載しておく。
https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/spal_0114/
なんとFANZAなら今1500円!(8月13日まで)
ひろっちのお気に入りレビュー
いくつかではありますがひろっちの気に入ったレビューを紹介していきます。
~ブルアカ~
ゆきめさん
宮川大輔で攻めてきたかと思えば、精通での綺麗な締め。精通で締めるのを初めて見たとき、感動でいっぱいでした。天才すぎる。
ぱあるさん
乳源卿というワードは何喰ったら出てくるんだ。乳か?少したりとも理性を感じられないレビューと性に正直なレビューで大変好みです。
メタリカさん
レビューするキャラを2人にする逆転の発想にはやられました。薬でもキメたのか?ってレベルの意味のわからなさもgood。
~美少女ゲー~
いかクラゲさん
すごく…良くないですか?上手く心情を描写をしながら綺麗に最後まで繋いでいて綺麗すぎる……。これこそ真の完成度の高いレビューだと思います。
春巻きさん
可愛さらしさが物凄く伝わってくるレビューで最初見た時、凄いな……しか出てきませんでした。主観目線なのがいい味で出ますよね……
nelさん
途中の賢者タイムがたまらなく好きです。同時視聴の通話で実話だと発言していたのが1番狂気を感じました。本人の主張が書いてある記事のリンクを記載しておきます。
おわりに
今年も争奪戦を開催してくださってありがとうございます。お疲れさまでした。
運営の皆さまには頭が上がりません。
私も少しだけレビューの読み上げを担当することがあるのですが、読み上げを練習する度ねがやまさんが凄すぎるな……と感じています。
声がイケボすぎるし感情の入れ方が上手すぎる。更に歌やラップも上手とひろっちが持っていない物ばっかりです。読み上げ力は天地くらいの差があります。
(ひろっちには争奪戦という場の読み上げの荷は重いですが、もし誘っていただけるのなら、なんとか練習して参加はしたいと思っています。荷が重いですが。)
最後に、ひろっちなりに自分のレビューを読み上げてみました。
君に届いたらいいな。
君に届くもの、書けたかな pic.twitter.com/poUh9Vwd1A
— ひろっち (@ecologic82) 2024年8月10日